•志津刃物製作所のお話
岐阜県関市にて刃物の磨き職人であった
現社長の父が初代となり創業された
志津刃物製作所。
当初は主に海外輸出向けのポケットナイフの
OEMを行っていました。
職人気質をもった初代社長がつくる刃物の品質は
海外からも高く評価され少しずつ成長。
その後もOEM刃物メーカとして順調に売上を伸ばし、
1980年に今の有限会社志津刃物製作所となりました。
OEM業が中心であった頃は
多くのHow toを学んでいましたが、
What(何がつくりたいのか)が
存在しませんでした。
そんな状態では商品開発もうまくいかず、
せっかく開発した商品も鳴かず飛ばず。
そこで、ここ数年大事にしているのは「What」。
何がつくりたいのか。
何故それをつくりたいのか。
誰に使って欲しいのか。
どんな場面で使って欲しいのか。
コンセプトにこだわることで
自然と妥協ができなくなり、
その問題を解決するために一生懸命考える。
一生懸命考えることで、新しいHow toが生まれる。
志津刃物製作所の挑戦は
これからも続いていきます。
•女性におすすめ!ゆりシリーズのお話
志津刃物の女性社員さんたちが
「自分達の手になじみ、
心から使いたいと思える包丁を作ろう」
という思いのもと、
プロダクトデザイナー山本愛子さんと共に作った
"ゆり"シリーズ。
三徳包丁、菜切包丁、ペティナイフの三種展開で、
昔から日本で使われてきた便利なかたちを
シンプルで使いやすいスタイルに仕立てています。
持ってまず感じられるのは
軽さと握りやすさ。
ペティ65g、三徳90g、
一番重い菜切りでも110gという驚きの軽さです。
ブレードを可能な限り薄く仕上げたことで
食材への抵抗を抑え、
従来の包丁より小さな力で驚くほどよく切れる
女性に優しい包丁です。
•パン切りナイフこだわりの波刃のお話
"morinoki"シリーズと
"pomme"シリーズで展開している
パン切りナイフにはこだわりの2種類の波刃が。
硬いパンから柔らかいパンまで、
どんなパンでも満足できる切れ味を求めて
何度も試行錯誤を繰り返し、
ようやく一本に2種類の波刃をもつ
自慢のパン切り包丁が完成したそう。
ハード系の硬いパンを切るときは
先端のギザギザ部分を使用すると
パンへの入り込みがスムーズです。
焼き立てのパンや柔らかいパンを切るときは
緩やかな波形の真ん中部分を使用すると
滑らかに切れます。
パンくずもほとんど出ず、
シフォンケーキやサンドイッチのような
柔らかいものもつぶさずに綺麗に切れる、
パン好きにはたまらないひと品です。
\手作り食パンをカットしてみました/